いなり名代 道八のきつねうどん
こんにちは、グリグラです。
今日は、3月1日。
ということで、事務所がある五条辺りの氏神さまで、僕の実家のある伏見稲荷大社へお朔日詣りに行ってきました。と言っても、伏見稲荷大社はしょっちゅうお詣りしており、実家へ帰るときや地元の後輩の店で散髪する帰りに寄ったり、自宅から事務所への通り道にあることもあり、もう多い時は月に数度ご挨拶に訪れます。
ここ数年は、トリップアドバイザーなんかのランキングで世界一になったりして、「もの凄い!」と表現するしかないほどの混雑。それでも平日の夕方には伏見稲荷の駐車場にも空きがあって、余裕で駐車出来てしまうけど。
人気の「千本鳥居」などは右側通行となっていて、途中で撮影する人も多く、いつも渋滞気味。その奥の「おもかる石」も大行列で奥社のおみくじのある辺りから列ができてたりします。この「おもかる石」は、願い事をして石(擬宝珠?)を持ち上げた時にそれが軽く感じたら願い事が叶うと言われているもの。因みに、僕はこれまで一度もかるく感じたことがありません。なんでやろ?
そして、この「おもかる石」から少し先に「根上りの松」というのがあるんだけど、これをみんなスルーしてしまいがち。せっかく千本鳥居をくぐって、おもかる石を持ち上げたのなら、この「根上りの松」もお参りしてってください、お客さん!
「根上りの松」は、松の片方の根が地表へ出て上がっている形状が珍しく、「根が上がっている松」ということで「根上り」→「値上がり」となり、「株価が値上がる」ことを「待つ(松)」ということで信仰されたとのこと。そこから転じて「値上がり」→「ギャラがアップする」ということにつながるので、フリーランスの皆様には、京都へ来られて伏見稲荷大社へお詣りされることがあれば、ぜひこの「根上りの松」にもお越しくださいませ。
因みに、千本鳥居へと続く鳥居群の一番最初にある大きな鳥居、なんと電通さんなんですね。凄いですね。流石ですね〜。そしてこの「電通」の文字の大きさも軍を抜いています。都市伝説ですが、お稲荷さんの頂上の鳥居は「博報堂」という噂もありますが、僕は見たことがありません(笑
ということで、またもやすっかり前フリが長くなってしまいました。(ここまで約800文字=原稿用紙2枚分w)
さて、伏見稲荷大社へお詣りに来たら、絶対と言って良いほど行くべきお店があります。それが「いなり名代 道八(どうはち)」。
僕がものごころ付いた時からあるので、もう50年以上は営業されているはず。ネットで検索したら、5年前に僕自身が書いたブログ(デザイン系)が出てきました(笑
写真がイマイチですが、お時間がありましたらぜひ。
☆やブックマークやいいねなんかしていただけると嬉しいです。
今回もその「きつねうどん」を改めてご紹介します。
もう、絶対に食べて欲しい一品。いや、逸品。
大きな二等辺三角形のお揚げさんが2枚、うどんが見えないくらいに器いっぱいに浮いています。甘辛くというか、かなり甘めに炊いてあり、ふかふかで一口噛むとお出汁がジュワッと溢れます。お揚げさんの隣には、細かく刻まれた九条ネギが上品に添えてあり、ネギの香りとともにナイスアクセント。本体のうどんは、京都特有のやわらかい歯ごたえ。たまに四国方面や大阪のうどんはうっとこが本家と自負されている方が「のびてる」などとおっしゃいますが、京都のうどんは「やわらこおすねんえ〜」ということで、これが京都のうどんなのです。
道八さんには、他にも食べる時に崩れるくらいにふんわり握られてる「おにぎり」や、すどん屋さんの意外に癖になる「中華そば」、観光客の多くが注文するけど地元民は注文しないであろう「いなりうどん」があり、丼ものも優しく仄かに甘いお出汁が効いていてグッド。そして、もう一品食べて見ていただきたいのが「わらび餅」。黒蜜ときなこ、お砂糖の上品な甘さと手作りのわらび餅のプルプル感がたまらないのです。(ごめんなさい、写真撮ってません。上のブログに写真があります)
ちなみに、「いなり名代 道八」の「名代」は「なだい」と読みます。
名代(なだい)とは...
(1)有名。名が世に良く知られていること。評判が高いこと。
(2)名目として掲げる名前。名義。
(3)江戸時代、歌舞伎・操り芝居などの興行で、奉行所から許可を得た興行権の名義人。江戸では座元と一致したので使われず、上方で用いられた。
とのこと。同じ字で「名代(みょうだい)」と読むと、「誰かの代理」と言う意味になるので、読み方は気をつけてください。(実は最近まで僕も知りませんでしたw)
しかし、結局この「から揚げ日記」のビジュアルは茶色いね。(笑
ということで、
本日のから揚げ星(きつねうどんのおすすめ度)は ☆☆☆☆☆
ごちそうさまでした。
いなり名代 道八
京都市伏見区深草祓川町15
10時30分~売り切れ次第閉店・金曜日定休