から揚げ日記

京都のデザイナーが普段食べてる美味しいもの、よいお店を紹介します。から揚げだけではなく、気になったものを書いていきます。

すいばのから揚げとポテサラ

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こんにちは、ぐりぐらです。

僕が小学生の頃は、家からすぐ近くの伏見稲荷大社で毎日毎日、飽きずに遊んでいた。何をして遊んでいたかは、もう思い出せないけれど。。

今は立ち入りできなくなった広場や、亀がたくさんいるお産婆池(今はお産婆池とは言わないらしい)なんかも自由に出入りできてた。そして夏休みになると、稲荷の森の奥に入っていっては、クヌギの木に集まるゲンジやカブトを採りまくり、たまに売って小遣いにしていました。

因みに、僕の生まれ育った京都の伏見稲荷界隈では、クワガタムシのことを「ゲンジ」、カブトムシのことを「カブト」と呼んでいた。「ゲンジ」の由来はわからないけど。他の地域ではどう呼んでたんだろうか?そして、近所の子供達から僕は「ゲンジ兄ちゃん」と呼ばれていたお陰で、近所のおばさんは僕のことを「げんじ」という名前だと思っていたとかいないとか。

で、なんでゲンジやカブトのことを思い出したかと言うと、一昨日行ってきたお店の名前が「すいば」だったから。

「すいば」といえば、ゲンジやカブトが蜜(樹液)を吸うために集まる場所(木)のことで、正確な意味や発祥は分からないけれど、おそらく「吸い場」だったように思います。そしてこの「吸い場」には、この木はオレの、あの木は誰それのとそれぞれ縄張りがあり、自分の木以外ではムシを採らないという暗黙の了解があって、それを破って喧嘩になることもよくあって、人の「吸い場」に爆竹を仕掛けて破壊したりする悪いやつもいたり。。



と、またもや前置きが長くなりましたね。


この「すいば」さんは、少し前から気なる店ではあったけれど、いつも満席で賑わってるお店。お客さんの年齢層も若く、独りで入り難いと感じていたため、出来て数年経つと思うけれどようやく初の入店となりました。

いや〜、これは流行る!って感じで、お店の明るい雰囲気と感じの良い接客、そして何より安い。メニューやお店については、サイトを見ていただくとして、入店後まず最初に「から揚げ」があるかをチェックした、から揚げ番長ことぐりぐらです(笑

メニューの種類も豊富なんだけど、飲み物を充実してて、日本酒も割と多い。いや〜、リピート確定ですな。


ということで、本題のから揚げ。

見た目はフリット的だけど、ちゃんとから揚げ。外カリ中フワ、ジューシーで肉は柔らかく控えめながらしっかりと存在感のある味付け。パセリの緑と添えられた生野菜がただの白いキャベツじゃないところが、ちょっと憎い。


といつもながら、から揚げ日記と名乗る割にはから揚げの説明や評価が短いのですが(笑

実は、こちらのポテサラが気に入りました!
僕の好きな、ちょっと固め。そしてハムの存在感もあるタイプ。
これで150円。お店が流行るのも仕方なし。

因みにお替りしましたw


から揚げが、250円。
ともに一人前だけど、安くね?


結局、この日はこちらのお店が二軒目だったけど、3人でビール&チューハイを12杯飲んで、食べ物を6品頼んで合計4,890円。

コスパ高すぎ。

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ということで、
から揚げ星は ☆☆☆☆
(ポテサラ含む)


すいば 四条河原町
京都府京都市中京区中之町569-2
平日 16時〜24時(LO.23時15分)
土日祝 15時〜24時(LO.23時15分)
定休日:毎週月曜日・第1火曜日


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ラーメン藤 五条店のBセット(ラーメン・唐揚げ・ライス)

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Bセットの唐揚げ(3個)


グリグラです。
から揚げ日記を読んでいただき、ありがとうございます。


「そんなに唐揚げばっかり食べてて大丈夫か?」と最近良く言われますが、

大丈夫です!

先日も定期検診で、軒並み数値が回復?正常化?しており、先生に「うん、この調子で食事等気をつけてください」と言われたところ。若干、気をつけてはいるけれど、基本的に本能の赴くまま、直感の通りに行動してるので、なぜ数値が改善したのか検討つかないけれど良しとします。多分、ストレスが無いんだと思う(笑


さて、本日は「ラーメン藤 五条店のBセット」(1,050円)です。ラーメン藤は、京都府内4店舗、滋賀県12店舗、大阪府3店舗、そして奈良県兵庫県福井県にも展開し、合計24店舗もある創業48年になる老舗。ちょっと調べてびっくり。いつもは五条店しか行かないし、たまに本店に行く程度なので、滋賀県に12店舗もあるなんて、高校の頃から通ってるのに初めて知った。

今日は、ランチに嬉しいラーメン、唐揚げ、ご飯のBセット。因みにAセットは、唐揚げが餃子に変わります。ラーメンは、醤油ベースのしっかりした味に中太のストレート麺。チャーシューは醤油で煮込まれた細切れと大きなものと2種類がバランス良く入ってる。そして九条ネギがどっさり。普通のラーメンにはメンマが入っていないけれど(メンマラーメンというメニューもある)、「特製ラーメン」にはメンマが入ってるし、特製=チャーシュー麺は、チャーシューの量が半端なく入ってるので、僕はいつもコイツを頼みます。ただ、チャーシューが多すぎて、麺を食べ終わってからチャーシューのみを食べ続けることになるので、僕のオススメの食べ方は

1)瓶ビールと唐揚げまたは餃子(お腹の減り具合でどちらかをチョイス)を注文
2)瓶ビールが2本目を頼む時に、特製ラーメンを追加オーダー
3)唐揚げまたは餃子がフィニッシュ
4)特製ラーメンが来る
5)チャーシューを食べながら残りのビールを飲む
6)麺が伸びない程度にビールを飲み干し、ラーメンを食す

ランチのBセットを紹介するはずが、ラーメン屋さんでの独り呑みの仕方を書いてしまってるw

ま、ええか。


兎に角、ラーメン藤は「特製」を食べてください。



で、唐揚げ。

しっかりと揚がってて、衣が口に刺さりそうな硬度を持ってるところが、僕の好きなポイント。何も付けなくて良いくらいしっかりと下味がついてるけれど、塩コショウ、マヨネーズをなぜかたっぷり付けてしまう。独りで食べるときに、この唐揚げの単品はちょっと多いので、セットの3個くらいが丁度良いのです。
セットは一日中やってて、ランチタイムは50円引きになります。



ということで、
から揚げ星は ☆☆☆
特製ラーメンは ☆☆☆☆☆



ラーメン藤 五条店
京都市東山区五条橋東2丁目15-1
11時~翌0時30分・第2、4火曜日定休

 

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特製ラーメン 九条ネギが山盛り、メンマも太い!

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別アングル。ネギとメンマの下に大量のチャーシューが!






から揚げ日記 はじめに

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店主が「日本一旨い唐揚げ」と豪語する逸品。確かに美味い!




はじめまして、ぐりぐらです。

「から揚げ日記」を読んでいただいて、嬉しいです。ありがとうございます。


まずは自己紹介。

京都生まれ、京都育ちのデザイナーでディレクター。“gridGraphic”という事務所の代表として、日々あちらこちらで「デザインで人を幸せにする」をモットーに頑張っております。事務所と言っても、現在はたった二人なので、フリーランスと言った方が近いと思いますが、どんな仕事をしているかが気になる方は、こちらのWEBサイトをご覧ください。


さて、この「から揚げ日記」は、デザイナーとしてバタバタとしながら毎日色んな方とお昼を食べに行ったり、お酒を飲んだりするなかで「いつも美味しそうなもん食べてはる〜」とか「一回連れて行って〜」と言われることが多く、そんなお店や料理をちょっと紹介してみよかなぁと思ったのが始まりです。

そして、鶏のから揚げが好き(実はビールが好きなんですけれど)というのもあって、仲の良いカメラマンから「から揚げ番長」と呼ばれたこともあり、とりあえず「から揚げ日記」としました。でも、から揚げだけをレポートするのではなくて、京都を中心に美味しい料理と気になるお店の紹介をもとに、デザイン方向のお話もできればなぁと思っていたりします。

趣味が「独り呑み」なので、ミシュランの星を取ってるお店や、東京のグルメガイド本に載ってるようなもの(そんなブログや本は山ほどある)じゃなくて、「ちょっといい感じ」や「僕の好きなもの」「普段食べてるもの」を中心に書いていきます。記事の最後に出てくる「から揚げ星(おすすめ度)」は、あくまでも僕の個人的な基準です。


という感じなのですが、よろしくお願いします。

ぜひ、「いいね」や「読者になる」などポチッとしていただけると喜びます。直接のメッセージにもできるだけお応えします。
TwitterInstagramもフォローして頂けると嬉しいです。インスタは、ほぼ食べてるものと一緒にいる人の記録です。ブログに書いてないものがほとんどです。



とりあえず、から揚げの写真を揚げておきます。いやいや、上げておきますw

 

 

ぐりぐらでした。



 


一般社団法人 日本唐揚協会監修の「KARA-AGE PERFECT BOOK 2020」
唐揚げとフライと天ぷらの違いは?や全国のおすすめ唐揚げのお店など、「唐揚げ」に関することが網羅されています。ぜひ。

 

 

大豊ラーメンの国産唐揚とミニチャーシューメン

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唐揚げ 450円




京都の木屋町といえば、日本で一番テキーラの消費量が多い街と聞いたことがある。どんだけテキーラを飲む人が居るのか知らないけれど、ご縁があって日本テキーラ協会のセミナーを2度ほど受けたことがある。テキーラって、一息に飲んでバカみたいに陽気に騒いで、バカみたいに酔っ払うイメージがあるけれど、実は本物の「テキーラ」は味わい深く美味しくて、奥が深いお酒だったりする。

テキーラとはメキシコのハリスコ州グアダラハラ市近郊のテキーラという地域に1700年代から作られている地酒(日本テキーラ協会HPより)。

そう。テキーラとは作られた地域の名称で、それは「バカラ」や「シャンパン」と同じように、その土地で作られたものだけに許される称号でもあり、ブランドの証なのである。僕もそのことを知るまでは「飲むと悪酔いする酒」くらいにしか思っていなかったけれど、ある時京都のテキーラバーに連れて行ってもらい、そこでテキーラの魅力に引き込まれたのである。テキーラについて、詳しいことは先程の「日本テキーラ協会」のホームページをご参照ください。


さて、何の話だったっけか。。


そうそう、木屋町である。
木屋町河原町に並行する通りで、その距離が50メートルほど。祇園とも近く、御池通くらいから五条通りまで、本当に様々な飲食店や飲み屋さんがひしめいている。御池から三条くらいまでは少し落ち着いたお店が多く、三条から四条という京都で一番の繁華街はやはり老若男女の集まる場所なので、バラエティに飛んだお店が立ち並んでいる。路面店だけでなく、小さな雑居ビルに所狭しと居酒屋からスナック、カフェ、レストラン、割烹、ラーメン、カラオケ、バー、風俗店まで、もうギューーーーーーっと京都の遊び場を凝縮したような場所だったりする。時代も変わり、今は風俗系のお店が増えちゃって昔の静かで活気のある雰囲気とは違ってしまったけれど、それでも観光客も多くて賑わってる。


そんな街の中心部、三条と四条の間の、人がひとり通れるくらいの路地の奥に「大豊ラーメン」はある。おそらく知らなかったら絶対にたどり着かないと思われる。そんな路地に行列ができてたりするから凄い。僕は四条、三条辺りで飲むと必ずこの大豊ラーメンが食べたくなる。今は年齢的に「(夜中に)食ってはいけない!」と思うので、なるべく食べないようにしているのだけど、年に数回タクシーに乗ってでも食べに行くときがある。そのくらい癖になるラーメンだったりする。濃いめのまったりとした醤油スープに、もちっとした食感の中太のストレート麺、これでもかと言わんばかりに丼の縁が見えないように盛り付けられたのチャーシュー(チャーシューメンのみ)、ぜひ京都に来ることがあったら食していただきたいのであります。

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特製チャーシューメン(麺の量が半分でチャーシューの量は同じミニチャーシューメンもある)

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まっすぐのアングルもどうぞ



いやいや、ラーメンではない。
本ブログは、から揚げがメインなのだったw

で、そのから揚げ。
醤油ベースで漬け込まれたと思われるとり肉を薄めの衣でカリカリに揚げた一品。先程、数百文字に渡って紹介したラーメンよりも簡単な説明で申し訳ないんだけど、このから揚げが旨い!
ビールに合う!
僕は先にから揚げと瓶ビール、後からラーメンと注文し、ラーメンが出てくるまでに瓶ビールをから揚げで2本ほど飲む。そしてもちうまのラーメンを食べて帰るのである。もう少し若い時はスープも飲み干してたけれど、今は我慢。

そして、やや三条よりの木屋町から五条の事務所まで歩いて帰るのである。


消化しないとw

(から揚げ日記なのにから揚げの説明が少なくないか?)




ということで、
から揚げ星は ☆☆☆☆
ラーメンは ☆☆☆☆☆


ごちそうさまでした!

 

しかし、働き方改革が叫ばれるなか、大豊ラーメンの営業時間は大丈夫なのかというか、これに仕込みなどを加えると、いつ寝てるんだろうかと心配になってくる。僕が行く時はいつも同じ方が二人いらっしゃるんだけど、なんとなくとぼけた感じの味があるコンビで大好きである。長く続けて頂きたい。


大豊ラーメン
京都市中京区木屋町通四条上ル下樵木町191-11
月~木・日・祝 18時~翌6時
金・土・祝前日 17時~翌6時

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唐揚げを別アングルで。マヨネーズがこれまたアカンw




喜幸のぐじ皮ともろこのから揚げ

このお店のことを僕ごときが書いても良いのだろうか。まだこのお店のことを語るには人生経験もお酒の嗜みも足りないのではないだろうか。。

そんなことを考えるほど、この「喜幸」には達人が集まる。「喜ぶ」に「幸せ」と書いて「きいこ」と読む。なんと縁起の良さそうな名前だろうか。かのバッキー井上氏の著書『いっとかなあかん店 京都』(株式会社140B刊)の一番最初に紹介されるお店である。今も文人や作家、趣味人をはじめ、企業のトップから大学教授など口の肥えた各分野のスペシャリストが静かにお行儀よく、酒と旬の肴を楽しんでおられる。そう、「お行儀よく」なのである。酔った勢いで大声を出したり、騒ぐような輩は一度も見たことがない。僕も通いだして随分長くなるけれど、未だにこのお店では人生の先輩・達人の方々に学ぶ事が多い。

白木のカウンターの奥にはお稲荷さんが祀られ、反対側の端にはハエジャコや春子、鮎などが泳ぐ水槽がある。そのほとんどは、女将さんが鴨川で釣ったり網を打ったりして獲ってくるピチピチの川魚たち。そして、壁には手書きされた季節のメニューが貼ってある。大凡月ごとにそのメニューは変わる。客席の後ろには開高健氏、長嶋茂雄氏、梅原猛氏の色紙が鎮座してお店とお客さんを見守っている。

いつもより前フリが長すぎる気がするけれど、まだまだこのお店については書けそうな気がする。実は、こちらの女将さんは同じ高校の剣道部の先輩でもある。現在は二代目として忙しくお店を切り盛り、料理も担当されている。先代の親父さんがお元気な時に「お前が来るには10年早い」と僕は出禁を食らっていて、それからこうしてまた通うようになるまでに15年ほど掛かってしまった。再度顔を出したときには、もう親父さんはいらっしゃらなかったのが残念でならない。


さて、本日のから揚げは、
ぐじの皮をパリッと揚げたものともろこの唐揚げ。

「ぐじ」とは甘鯛のことで、京都ではこの名で呼ぶ。今日は「ぐじのおつくり」(お刺身のこと)をお願いしたので、そのときの余った皮を揚げた一品。自分で軽く塩を振りかけ、口に放り込むと「パリっ」とか「シャリッ」という音が鳴り、サクサクとした食感であっという間に無くなってしまう。でも決して「カリッ」ではない。僕は、この「ぐじの皮の唐揚げ」をポテトチップスの袋一杯くらいは食べてみたいと、いつも思うのである。

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ぐじ皮の唐揚げ

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ぐじのおつくり

そして、次は「もろこの唐揚げ」。「もろこ」とは、コイ科タモロコ属の淡水魚とのこと。(知らんかったw)きれいな川の上流にしかいないイメージがあるけど、鴨川にもいるとのことで、他にいる春子や鮎やハエジャコなども同じ鴨川産(たまに琵琶湖もあるそう)だけれど、どこで獲ってくるかは教えて貰えないのであるが、「遠くへ行きたい」(読売テレビ)で2度ほど映っていた気がする。
その春子は、柔らかくて白い身がホクホクしてる。これもお塩で食べると、自然を食してる気がして、「いただきます」と心から言ってしまう。

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もろこの唐揚げ

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こんな感じで元気に泳いでるのを揚げていただきます



と、他にもこのお店には沢山の「旬のもの」が揃っていて、それらを食べながらだと自然と笑顔になって会話もはずみ、お酒もより美味しいのである。嗚呼、素晴らしき哉。

しかし、世の中には知らないことがまだまだ沢山あるのだなぁ。


そして、この冬に「喜幸」で食べた「せこかに」、僕の好物の「合鴨の照り焼き」と「鰤(ぶり)のおつくり」、裏メニューの「お揚げさんの焼いたん」も写真を載っけておきます。

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鰤(ぶり)のおつくり

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合鴨の照り焼き 辛子とネギがたまらん

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せこかに

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お揚げさんの焼いたん



と言うことで、
本日のから揚げ星は

ぐじ皮のから揚げ ☆☆☆☆☆
もろこのから揚げ ☆☆☆☆☆

出た!満点!
というか、このお店は何を食ってもめっちゃ美味いんですよ。



喜幸
京都市下京区西木屋町四条下ル船頭町202
17時〜22時・月、火曜日定休

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↓  バッキー井上氏の『いっとかなあかん店 京都』の一番最初のページに「喜幸」が載ってます。他に紹介されてるお店も、さすが流石の「いっとかなあかん店」ばかり。

いっとかなあかん店 京都

いっとかなあかん店 京都

  • 作者:バッキ―井上
  • 出版社/メーカー: 140B
  • 発売日: 2018/11/01
  • メディア: 単行本
 

 

とり専門店 鳥さくのから揚げマウンテン定食

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から揚げマウンテン(10個)


このところの京都は、新型コロナウィルス感染症新型肺炎)の影響で外国人観光客がめっきり減って、祇園〜清水界隈はそれほどの混雑もなく、以前のように自転車で通り抜けられるくらいになってる。このままでは観光客相手のお店や宿、急激に増えたホテルなんかは経営の危機になる〜なんて話も囁かれるなか、僕なんかはこのくらいの静かで空いた(すいた)感じが丁度良いのになぁと思うけれど。


さて、本日の京都は快晴。昨日までの骨に沁みるような寒さが嘘のように、ちょっぴり暖かい。建国記念日の今日は午前中に少しだけ仕事して、お昼は友人とランチに行くことに。天気も良いので散歩がてらプラっと鴨川まで。この景色は、子供の頃から殆ど変わってない。大きく変わったのは五条大橋を遮る京阪電車の踏切が無くなったのと、その電車のための線路が今は川端通となっていることくらい。狭い京都で一、二に大きな五条通を、電車が通る度に踏切で遮断してたなんて今では信じられない。って、今やそのことを知る人も減ってきてる。

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快晴の五条大橋から鴨川の眺め(北向き)


と、その元踏切があった五条大橋の東詰めに京阪本線清水五条」駅はある。以前は「五条」駅だったけれど国際観光都市になった今は、より具体的で多くの人が知る名称を付けることになったみたいで、「四条(しじょう)」が「祇園四条(ぎおんしじょう)」に。また「丸太町(まるたまち)」が「神宮丸太町(じんぐうまるたまち)」になり、「深草(ふかくさ)」が「龍谷大前深草(りゅうこくだいまえふかくさ)」、「八幡市(やわたし)」が「石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)」という感じで、どれも長く説明的になっちゃった。

そして、その「清水五条」の直ぐ側に「とり専門店 鳥さく」がある。以前は「SUBWAY」だったところ。ちょっと前から店頭の食品サンプルを見てめっちゃ気になってたお店です。から揚げ日記を書いてる限りは、必ず食さねばならないとは思いつつも、その姿に恐れをなして躊躇しておりました。しかし、今日友達が「ついて行ってやる」と言ってくれたので、念願のチャンレンジ。


その名も...

「から揚げマウンテン定食」


揚げたてのから揚げが山積みにされた定食。これにご飯と味噌汁と刻んだ生キャベツが付きます。ドレッシングは数種類用意され、高菜の漬物は食べ放題という仕様。外から食品サンプルを見る限りは食べられる気がしないけれど、もしもの時は友達が手伝ってくれるので何となくイケそうな気がしてきた。

そして店内で注文する際に気づいたんだけど「から揚げマウンテン」には、5個入と10個入のどちらかを選べるので、迷いなく10個を選択。その他に「とり天マウンテン」や「とり南蛮マウンテン」、「とりカツマウンテン」などマウンテンシリーズだけで4種類あり、カツ丼や親子丼、とり天うどんなどメニューも豊富。ハイボールやビールもあって、夜にから揚げで一杯なんていう使い方もありな感じ。


で、そのから揚げ。

第一印象は「サンプルと違うかなぁ」。まず、山盛りになってたサンプルより、高さが足りない。ま、メニュー写真と実物が異なるなんてことは、不動産の写真で広い部屋に見えても実際に行くと「あれ?こんなに狭かったっけ?」みたいに良くあることだ。

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店頭の食品サンプル(盛りが実物よりも高いのは気のせいなのか...)

 

と言うことで、実食。

 

肝心のから揚げは、サクッと柔らかい少し大きめのサイズで、しつこくなくクセも少ない。鶏肉は柔らかく下味はほぼ無く(と思う)て、見た目よりも軽い感じ。これなら10個イケそうだと食べ始めたけれど、3個目を食べた時点で友達に助けてもらうことに。結局、7個を食べて終了。食べ放題の高菜がから揚げの油っをリセットしてくれる感じでご飯が進みました。友達は「とりステーキ定食」と「から揚げ 3個」を完食。ふたりともお腹パンパンになりました。

因みに、今回の「から揚げマウンテン」を食べてみて思い出したことがある。その昔に某広告賞で取った賞金約50万円をスタッフと一晩で使うべく、「三嶋亭ですき焼きを腹いっぱい食べよう!」と上等なお肉を贅沢に頼みまくった結果、肉だけを食べるのは非常に辛く、野菜と肉と酒のそれぞれが美味しいバランスと、そして適度な量というものがあるのだと学びました(笑

嗚呼、でもまた三嶋亭ですき焼き食べたい〜!





ということで、

から揚げ星は ☆☆



ごちそうさまでした。



とり専門店 鳥さく 京都清水五条
京都市東山区五条大橋東入東橋詰町1番地
10時〜22時

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別アングル。この方がボリューム感が出てるかも

 

 

鉄道まるわかり 007 京阪電鉄のすべて

鉄道まるわかり 007 京阪電鉄のすべて

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 天夢人
  • 発売日: 2019/09/14
  • メディア: 単行本
 

 

京もつ鍋 秀寅の唐揚げと白もつ鍋(デザインあ展と樂吉左衛門×深見陶治展)

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やみつき唐揚げ 700円



いや〜、寒い。

正月からこっち、なんだか暖かいね〜などと言ってましたが、ようやく京都も初雪が降って、四条大橋で鴨川を渡る時など、耳が切れるように風が痛く感じます。SNSを見るとみんなが薄く積もった雪のビジュアルをアップしてて、「雪が降ってるんだぁ」と実感するみたいな、変な感覚の今日この頃。

こんなに寒いと、やっぱり鍋が食べたくなったりして「あなたが寒いと言ったから、今夜はもつ鍋記念日」(俵万智)的に、いつもの仲間でもつ鍋を食べようということになり、京もつ鍋 秀寅さんへ。


と、その前に、滋賀県佐川美術館で開催中の「デザインあ」展に行ったので、そのことも少しだけ。関西初というだけあって、臨時駐車場ができるほどの賑わい。チケット購入だけで20分待ち、美術館に入ってから展示場に入るまでに30分待ちという混雑。そして、やはり親子連れが多く、たくさんのちびっこが。
展示は撮影OK、実際に触れて遊べるものもたくさんあり、楽しそうな子供たちの笑顔が溢れてました。展示の仕方、見せ方、デザインの意図や成り立ちなど、すべてが分かりやすく、当たり前だけど子供でも理解して楽しめるように構成されていて、プレゼンテーションや見せ方の勉強になりました。伝えるって、こういう風に組み立てることもできるんだなぁと。

デザイナー目線で、展示だけでなくたくさんの楽しむ親子とキラキラしてる笑顔を眺めたのでした。「デザインあ展」は2月11日まで開催。

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その後、同じ佐川美術館内で開催中の「吉左衛門X  深見陶治 × 十五代吉左衛門・樂直入」展を鑑賞。佐川美術館へ来たら、この樂コーナーは見ておかないと。樂さんの作品の数々もさることながら、展示の仕方、空間が素晴らしい。光の演出もたまりません。そして、現在は深見陶治氏の作品までも!大きな作品が多数展示されています。

深見陶治×樂直入。鋭利な刃物のような、張り詰めた空気を切り裂くような深見作品と、小さな茶入なのにどっしりとして、まるで大地から生えてるんじゃないかと思うような重量を感じるけれど、どこかモダンで懐かしい感じもする樂作品。何時間でも見てられます。こちらは、3月29日まで開催中。



さて、たっぷりとゆっくりと素晴らしいものをみたのでお腹はペコペコ。ということで、京都に帰って京もつ鍋 秀寅さんへ。

本ブログは「から揚げ日記」なので、まずはから揚げ。メニューには「やみつき唐揚げ」とある。うん、旨い。カラッとジューシーというのがピッタリな感じ。衣はカラッとしてるけど、しっとり感もあり、鶏肉自体は柔らかくジューシー。そして、九州地方(博多)の特性なのか、柚胡椒の風味が効いてる。やっぱりビールがすすむ。チューハイかハイボールでも合うはず。一人前五個の大きめのから揚げは、あっという間に無くなったのでした。

それから、この日のメインとなるもつ鍋「名物 秀寅の白」。京都をイメージした白味噌をベースにしたもつ鍋。今回は明太子をプラスした「数量限定 明太京もつ鍋」を注文。白味噌の優しい甘さと明太子の辛さ、スープのコクが相まってチョベリグ(古っ)な美味さ。プリプリの臭みのない真っ白なホソ、あま〜いキャベツとニラが最高の一品でした。〆に麺を入れて、お腹いっぱいな夜になりました。スタッフの皆さんも感じよくてナイス。



ということで、
から揚げ星は ☆☆☆
もつ鍋星は ☆☆☆☆

ごちそうさまでした。

 

京もつ鍋 秀寅
京都市中京区錦小路通室町東入ル占出山町310
ヤママス錦プラザ 2F
17時〜24時・不定

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数量限定の明太京もつ鍋